情報化社会で教育は変わった
情報化社会の現代において、教育も大きく変わってきています。ここ十年で、スマートホンの普及により、知りたいことがあればすぐにgoogleで検索でき、日用品はAmazonや楽天スーパーセールで買い、空いた時間の暇つぶしにはyoutubeで動画を見るのが一般的になりました。こうした社会の変化が、教育という分野にも大きな変化もたらそうとしています。
大学受験の今と昔
10年前、地方の受験生は大変でした。学校先生からの情報を頼りに書店に行って、おすすめ参考書を探も見つからず、アルバイトと思しき店員に聞いてもわからず、結局のところ在庫切れで注文して受け取りが1週後だったりしたものです。
現代はと言うと、「数学 参考書」などで検索すると参考書を紹介をするブログなどがでできて、いくつかの参考書と比較しながら、自分の目的に合ったものを見つけ出し、Amazonのページでレビューと内容をちら見して購入すれば、最短で翌日には家に届くわけです。さらに、スタディサプリの登場により、全国どこにいながらも、トップ講師の授業を安価に見れるようにまでなりました。
誰もが優れたコンテンツを享受できる時代の到来
少し探せば、それなりに優れたコンテンツを安く手に入れられる時代が訪れたわけですが、これは競争の激化につながりかねません。これまでは、親の収入や居住地といたフィルターによって、良いコンテンツを入手できなっかた、もしくは手に入れるのに相当な努力が必要であった人たちがいたわけですが、そのフィルターが崩壊したわけです。
確かに、少子化が進むため全体のライバルの数は少なくなってきます。しかし、やる気さえあれば、だれでも質の良いコンテンツを使い、学力を高めることができるようになります。なので、一人ひとりの学力の差は縮まり、ある一定のレベルを超えたところでは、競争は激化する可能性があるのです。
コンサルティングに勝機を見出す
全員が質の高いコンテンツを使い、競争が激化した状況になります。そして、どうやってその競争を勝ち抜くかが、次の時代の受験生の課題になります。使っているコンテンツ・教材の質がそれほど変わらないのであれば、あとはどれだけ勉強したかという量的な問題と、どのコンテンツをどのように使い、活用するかという質的な問題の2点で差が生じるということになります。
つまり、長期的な視点で考え、どの時期にどれだけ勉強量を確保できるかを予測し、どれぐらいのペースでいければ良いかをはじき出し、そしてペースを守れているかを管理する。現状の学力と志望校から強化すべきポイントを見抜き、カリキュラムを組み、一つ一つのコンテンツの活用法を考える。こういった学習の”コンサルティング”で差がつき、競争を勝ち抜けるかどうかに大きく影響が出てくるということです。
まとめ
・情報化社会になり、誰もが質の高いコンテンツを利用可能に
⇒地域・親の収入などのフィルターが崩壊し、中間層以上の競争は激化する可能性がある。
・情報化社会の教育を勝ち抜くキーワードはコンサルティング
⇒誰もが上質なコンテンツを利用できるのであれば、コンテンツの活用法と学習計画で差がつく。